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三線おやじの三線作り10 歌口とウマ [手作り三線]

カンカラ三線3.jpg
皆様、長らくお待たせしました。
いよいよ三線作りの本題に入ります。

どんなものも、2つ以上のパーツがあれば基準となるパーツがあります。
3つ以上のパーツがあるなら、そこには基準の順序があります。
ものづくりはまず基準の最上位となるパーツ作りから始めます。
私が思う三線における基準の最上位パーツは歌口です。
基準の順序は歌口、棹、胴(チーガ)、糸巻き(カラクイ)となります。ウマ、弦、猿尾(サールージュウ)には特に順序はありません。

では、三線づくりを始めましょう。

三線の製作

カンカラ三線を作ろう

 三線作りは、カンカラ三線から始めることをお勧めします。チーガ(胴)に布を張るタイプの三線は、出来が良ければ伝統的な三線に近い音が出るのですが、製作前の準備事項が多く、製作工程ではより細かい配慮が必要となります。カンカラ三線で三線製作の勘所をつかんでから、次のステップとして布を張るタイプに挑戦してください。カンカラ三線でも十分三線の雰囲気を味わうことができます。
 チーガ以外の部品は全て、布を張るタイプと共通で使えます。

歌口をつくる

 歌口は、弦の高さ(棹と弦の距離)を決める重要な部品なので、加工精度を良くする事はもちろんですが、棹に対して精度良く取り付ける必要があります。歌口は棹の加工を行う前に作り、現物を合わせながら棹の歌口取付部分を加工してください。
 歌口は厚さ3㎜のなるべく堅い材料で作ります。堅いプラスチックが良いでしょう。アクリルの定規を流用すると安くできます。

歌口.jpg
 プラスチックは、木工用の鋸で切断できます。外形寸法は重要です。鋸で少し大きめに切断した後に、ノギスで寸法を測定しながら、丁寧にヤスリで仕上げてください。
 弦を掛ける溝の幅と深さそして溝と溝の間隔も重要です。弾きやすさを決める部分ですから、誤差がなるべく少なくなるように加工してください。また、歌口を平たい面に置いたとき、ガタが無く真っ直ぐ立つように底面を仕上げてください。底面の加工精度が悪いと演奏時に歌口が異常な振動をして、音がびびるようになります。
 詳細は添付の「図5 歌口」を参照してください。

ウマをつくる

 ウマの材料には竹を使います。乾燥した厚さ7mm以上の竹が必要です。竹を使った製品を利用すると良いでしょう。ざる蕎麦用のセイロの枠がお勧めです。

ウマせいろ.jpg ウマ2種類.jpg
 最初に、底辺の長さが7mm・高さ11mmの三角形を断面に持つ三角柱を作ります。次に、三角柱の側面にウマの外形を罫書きます。ウマは消耗品なので、複数作りましょう。

ウマ加工.jpg
 罫書き線にそって、鋸で切断し、小刀とヤスリで形を整えてください。共鳴板と接触する面は、ウマを立てて置いたときガタつかないように仕上げてください。このときに、ウマの高さに注意し、削り過ぎないようにしてください。弦が棹から所定の高さになるように、弦を架ける溝の深さを決めて下さい。共鳴板に接触する面と弦を架ける溝の底までの距離は、図面上は9.5mmです。市販品と互換性を持たせるなら、この距離を9.5mmから10mmの間にしてください。
 共鳴板に接触する面の面積によって、音色と音量が変化します。面積を増やすと、音量は下がり、音色はまろやかになります。面積を減らすと、音量は増し、甲高い音になります。好みに応じて調整して下さい。
 詳細寸法は、付録の「図6 ウマ」を参照してください。

図5 歌口 図6 ウマ.png
図面の保存と利用方法、三線の組立図はこちら。

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